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近未来SF映画の世界観実現もすぐそこに!? デジタルサイネージジャパン2017レポート(後編)

デジタルサイネージジャパン2017レポート第2弾です。

※第1弾の記事は「ディスプレイは高解像度が全てじゃない!? デジタルサイネージジャパン2017レポート(前編)」をご参照ください。

今回はインタラクティブなディスプレイを中心にご紹介していきます!

続々と多様な使い方を想定したサイネージが!

昨今のデジタルサイネージではディスプレイなどのハードの進化だけでなく、インタラクティブな技術が発達しており、単に画面にタッチするというだけでなく、様々な技術との複合タイプが出てきていました。

今回のDSJでは多くの企業がインタラクティブなサイネージの効果的な活用法について模索している様子が伺えました。

透明ディスプレイ

こちらはBOE社ブースに展示されておりました。商品化もされているとのことです。上部のカメラで目の前にいる人の心拍数や体温まで計れるようです。ドキドキしてたらバレちゃいますね!

冷蔵庫の扉への設置を想定しているようです。
しかし、見てみると体温が25.4℃……。

スタッフに伺ってみると、設置場所の環境によって大きなズレが生じてしまうそうです。
人の体調をケアするサイネージではより正確性も求められるので環境による精度の安定化が課題となりそうです。

空中表示ディスプレイ

お次は光文堂社が出展しておりました、ホログラムの技術を利用し、映像が浮かんでいるように見えるディスプレイ。写真では中トロが浮かんで見えてます。

手前にLEAP Motion(※)を設置し、画面を触ることなく操作できるようになっています。浮かんで見える映像の中にあるボタンを触ろうとすると認識して操作が行えます。

LEAP Motionで補えない部分は奥にKinectがあり、補完しているそうですが、私が操作した時も何度か認識しない時があり、まだまだ改善が必要なようです。

※LEAP Motionとは、2012年にLeap Motion社から発売された手の動きによってコンピュータの操作ができる入力機器。

マネキンディスプレイ(IMP)



七彩社で出展されておりました。IMP(Interactive Mannequins)というものです。

こんなに並んでいると不気味ですが、顔がディスプレイになっているマネキンです。
内部に小型プロジェクターが搭載されており、顔面に投射しているようです。

今はまだマネキンとしての用途しかありませんが、将来はAIを搭載して、会話で案内できるようにするようです。

バーチャルテレポート



インフォコム社の実験展示です。
名前からして未来感溢れております。映画でしか聞いたことない言葉がまさかこのような場所で展示されるとは……。これは左の写真のように四方のカメラで撮った映像をHoloLensとホログラム装置で投影する実験です。

今回は実験ということで、フレームレートを落としてデータを転送しているため、何か人らしきものが映っている程度でしたが、データ転送技術と画像処理技術が発展すれば遠くの人とその場で会話しているような、まるでスター○ォーズの世界のようにホログラムで表示された人と会話する夢の技術へと発展しそうですね。

サイネージとスマホ連携

ここまではサイネージの表示部分にフォーカスをあててご紹介してきましたが、単に映像を映すだけでなく、スマホと連携するサイネージにフォーカスをあてていきましょう。

Beacon連携 その1

N.ジェン社が出展しておりました「infoGrove」です。

これは設置されたBeaconを専用スマホアプリで読み取り、今放映されている情報を手元のスマホでも確認できるサイネージです。

単純にダウンロードだけであれば、QRコードを読み込んで情報を見てもらう方が簡単ですが、Beaconではアプリを通じてPUSH通知できることが特色です。
近くに来ただけでBeaconからスマホへクーポンを発信しつつ、その情報をサイネージで発信といった告知が可能です。

しかし、Beaconを利用するということは専用アプリが必須の為、ダウンロードしてもらえるのかがネックとなってくるので、既存アプリの活用や告知方法検討するなどの対策が必要になりそうです。

他にもBeaconを利用したサイネージがありました。

Beacon連携 その2

共同印刷社の「MY SHOPPING CONCIERGE」というサイネージです。

このサイネージではBeaconを活用して、サイネージとユーザーのスマホをペアリングさせることにより、サイネージで買い物ができるというものです。
詳しくは商品紹介動画をご覧ください。

【共同印刷】MY SHOPPING CONCIERGE 操作イメージ

利用用途についてはスタッフの方からもお話を聞いてみると、
「買い物をしていて、品切れ商品の購入や、持ち帰りが困難な買い物をECに誘導する際には有効だと思います」とのこと。

サイネージでECサイトを表示する時に懸念されるのが、決済情報などの個人情報がサイネージに表示されること、操作終了後も個人情報がサイネージに残ってしまうなどが挙げられます。

しかし、このサイネージでは選んだ商品を手元のスマホで決済するので、そんな心配もいりません。
店舗面積の小さい店舗や商品数が多く陳列しきれない店舗に設置することで機会損失を防ぐ対策になるかもしれませんね。

光ID連携

表示灯株式会社のナビタです。駅でよく見る地図ですね。

しかし、今回展示されていたのはちょっと違いました。この地図を専用スマホアプリのカメラで撮ることで、その地図がスマホで表示されるというものです。

Panasonicの光ID技術を利用したサイネージで、可視光通信を行い、必要な情報をスマホで取得します。地図のように、今どこにいるかわからない時にスマホで確認しながら目的地へ進めるのは非常に便利ですよね。

光IDは既に店舗で導入している事例もあります。

オムニチャネルの進化系!?店なのに売らない店に行ってきた – BACKYARD

~おまけ~

音波Beacon

デジタルサイネージではありませんが、同時開催されておりました、アプリジャパン2017で興味深い展示がありましたので、ご紹介します。



QOLP社の展示ブースです。こちら、BeaconはBeaconでも音波Beaconです。

音波の周波数からデータを取得する技術です。
今年の夏にリリースされる、山手線黒猫誘拐事件というスマホアプリで導入されるようです。
動画もありますので、是非ご覧ください。

山手線トレインストーリーアプリ「黒猫誘拐事件」

すでに山手線全車両に音波ビーコン(※右写真)が設置されており、JRの車両情報と照らし合わせることで、○○駅で□□行きの△号車に乗車というところまで情報を取得できるそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
私が初めて参加した2013年では完全屋外型サイネージやデジタルサイネージスタンドなど当時では先端技術だったものが今では当たり前になりましたが、今年は可視光通信やBeaconなどのスマホ連携など個性豊かなサイネージが増えてきており、デジタルサイネージの活用の幅も拡がってきています。

日々進歩しているデジタルサイネージを活かすために、ただサイネージを設置するだけではなく、サイネージ設置の目的を明確にして設置後にその効果を測ることや、これらの技術を活用する施策アイディアこそが、今私たちに求められているのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

清水 謙考

この記事を書いた人

豊富なデジタルサイネージの知識で、新しいPhygitalを提案するプランナー。商業施設や公共スペースでのデジタルサイネージ企画から導入、運用まですべてこなしてきた実績を買われ、IMJに入社。飲み歩いては、その場で出会う人とすぐに仲良くなる親しみやすさで、色んなパイプを持つ。結婚後の家事では料理担当。料理写真をFacebookにアップして幸せな新婚生活を見せつけている。