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スマホ連動歯ブラシで解決できたことと、垣間見えたこれから【日常の中に入り込んでいるIoT】

毎日の生活に少しずつ入り込んできているIoT機器。今回はスマホ連動する歯ブラシをレポートします。

歯磨き嫌いのお子さんにうってつけ!“G・U・M PLAY”

ちょうど1年前に発売されたGUMPLAY。これまでに様々な広告賞を受賞している歯磨きツールです。

スマートハブラシ“G・U・M PLAY” Spikes Asia、ACC CM Festival、グッドデザイン賞、各賞を受賞!(サンスターグループ)
http://jp.sunstar.com/company/notice/20161019.html

アジア最大級の広告コミュニケーションフェスティバル“Spikes Asia(スパイクスアジア)”において4部門5カテゴリーでブロンズを受賞、3部門3カテゴリーで入選、9月28日に発表された日本最大級の広告賞“ACC CM Festival”「インタラクティブ部門」においてブロンズを受賞、9月29日には“2016年度グッドデザイン賞”を受賞しています。

G・U・M PLAY(ガム・プレイ)-サンスター株式会社
https://www.gumplay.jp/


G・U・M PLAY(ガム・プレイ)

「歯みがきを『やらなくちゃ』から『やりたい』へ」ー。
世の中の多くの人の核心をつくキャッチコピーなのではないでしょうか。眠い時や、酔っている時(笑)、寒い洗面所での歯磨きは「やらなくちゃ」です。

GUMの歯ブラシに専用のアタッチメントを取り付けると、スマホのアプリと連動して、歯磨き採点をしてくれたり、歯磨きをしながらゲームができたり、歯磨きをしながら楽器を演奏できたり、歯磨き中にニュースを読み上げてくれたりします。

実際に4才のお子さんに使ってもらいました!

Tちゃん(仮名)4才

Tちゃんのお母さん

娘は本当に歯磨きが嫌いで、これまでは「歯磨きするよ」と誘っても無視、もしくはなかなかやってくれませんでした。
しかし、このGUMPLAYを使って「歯磨きしてモンスターやっつけるゲームをやるよー」というと、「いいよー!」と言ってやってくれるようになりました。今のところ3日連続です。

G・U・M PLAYの中にはモンスター退治ができるものの他に、楽器を演奏できるものや、ニュースを読むことができるものがありますが、やっぱり子供にはモンスター退治アプリが良いみたいです。

毎回、ラスボスが出てくるシーンで、娘も気合が入っています。
ただ、毎回ほぼ同じ内容のコンテンツなので、飽きが来ないかがちょっと心配です。

このアプリには、磨き具合を点数にしてくれるアプリもあり、こちらも娘と一緒に取り組んでみたいのですが、
点数アップのためには親も一緒に磨き方を見ていて、その場で教えてあげないとまだ難しいかな・・・というのが正直な感想です。
まずは娘にはゲーム目的でも良いので、自発的な歯磨きの習慣をつけてほしいので、GUM PLAYを使い続けていくのが楽しみです。

まさに商品企画者の意図の通りに、お子さんが歯磨きを好きになってくれていますね!歯磨きをなぜやるのか、ということを小さい子に教えても理解してもらうのはなかなか難しいですよね。

そう言えば私も小さい頃、いとこのお姉ちゃんに『ちーちゃん歯医者に行く』という漫画を描いてもらって自分の歯への意識を持ったものでした。
この子にとっても、歯磨きの習慣をつけるとともに、「ゲームで楽しく歯磨きをしていた!」という思い出はきっと残るのではないでしょうか。そう考えるととっても素敵ですね!

実際に使ってみてもらってのG・U・M PLAYの長所・課題をまとめてみました。


・歯磨きが楽しくなる演出
歯磨きが嫌いな子供でも楽しんで取り組めてしまうコンテンツが用意されています。
歯ブラシの動きとコンテンツが連動しているのが、スマホ連動歯ブラシならでは!

・歯磨きチェック機能
スマホ連動歯ブラシの王道の機能。自身の歯磨きの仕方をチェックできるコンテンツがあり、歯磨きスキルの向上に役立ちます。


・演出は子供の飽きとの戦い
演出はTちゃんのお母さんが言っている通りほぼ同じコンテンツのようなので、飽きが心配ですね。
コンテンツはスマホアプリ内にあるので、バージョンアップは技術的に可能かもしれませんね。

・歯磨きチェック機能は小さいお子さんには難しい
これは小さいお子さんにとってうまく活用するのが難しいのはしょうがないですね・・・

大人のスマホ連動歯ブラシ事情

さてメーカーは変わりまして、ブラウンから出ているスマホ連動歯ブラシを使っているユーザーも社内にいましたので、インタビューしてみました。

ブラウン オーラルB PRO4000
http://www.oralb.braun.co.jp/ja-jp/products/pro-4000
2015年4月の発売当初、世界初のアプリ連動電動歯ブラシだったようです。アプリでタイマー設定や、歯磨き記録ができます。

※現在は2016年10月に新モデルが発売されています↓

ブラウンオーラルB ジーニアス9000
http://www.oralb.braun.co.jp/ja-jp/products/genius-9000-white
新モデルは歯ブラシ本体のモーションセンサーとスマートフォンのカメラ機能を連携させて、リアルタイムに磨いている場所を検知して、アプリで磨き残しのフィードバックをしてくれる機能があるそうです。


Gさん(40代)

Gさんにはインタビューしてみました。

中條
アプリ連動の歯ブラシを使っていて、これは良い機能だな、と思ったところはどんなところですか?
Gさん
電動でない歯ブラシを使用していた時に「最低5分は磨こう!」というフレーズが頭にありました。電動歯ブラシは2分程度が標準設定なのですが、これまでの「5分」という概念がなかなか拭い切れなかったんです。「2分」という感覚になかなか慣れなくて、ブラッシングに集中できないというか…。アプリにはタイマーが付いているので、「よし、これでOK!」という安堵感がありましたね。タイマーを使うと自動的にブラッシングが記録されます。そこから、デンタルフロスや舌クリーニングなどへのチェックも促してくれます。また目的別プログラムを選択し、アプリに従ってケアしていくと、自然にお口のトラブル解消につなげることができます。「歯磨き」という毎日の惰性的習慣から、ちょっとしたきっかけで、プログラムを進められるのがいいですね。
中條
もっとこうなったら良いのにな、というところがあったら教えてください。
Gさん
「歯科医からのアドバイス」という機能があります。実際の歯科医に行き、設定することで、よりパーソナル・ケアが充実するとのこと。ただ、実際に歯科医に設定してもらうか、というとまだハードルが高いような気がします。そこまでやらなくてもいいか、面倒だし…みたいな。利用ユーザーのブラッシング記録データが蓄積されてきたら、このデータから個々の傾向と対策を自動的にバーチャル歯科医が診断・配信してくれるとよいですね。この手のアプリはダウンロードして、使い始めるまでが何といっても利用のハードルが高いですね。機能的には便利ですし、自分にとっても健康面で良い事なので継続できる気がします。
中條
バーチャル歯科医の診断、未来感があって良いですね。2015年夏に遠隔医療は事実上解禁になったというニュースがありました。Gさんのご意見が反映された仕組みになっているツールが販売される日も近いかもしれないですね。

遠隔診療、事実上解禁 「ソーシャルホスピタル」へ前進
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO93822420Q5A111C1000000/

<ブラウン オーラルB PRO4000の良いところ>
・適切なブラッシング時間を意識して歯磨きできる
アプリにタイマーがついているため、何秒程度でどこを磨く、という感覚が正確に身につきそうですね。

・目的別プログラムで意識的に口腔ケアができる
Gさんの仰る通り、歯磨きは自己流だと惰性的習慣になってしまいがちですよね。目的ごとにアドバイスしてもらえると、より歯磨きもやりがいが出ますね。

<ブラウン オーラルB PRO4000の課題>
・アプリをダウンロードして使い始めるまでのハードルが高い
現状この課題は致し方ないとしても、データの計測、保持の媒体をスマートフォンアプリにしなくても良いかもしれないですね。付属商品としてディスプレイを用意しても良いし、洗面台と歯ブラシメーカーが連携して洗面台がアプリ機能を持つ未来もあるかもしれないです。

・実際に歯科医院に行って設定してもらわないと実行できない機能がある
自宅に居ながらにして、遠隔医療の一環として行うことができるようにサービスそのものの仕組みが整えられていくと良いですね。これは時間が解決してくれそうです。

歯ブラシ1つをとってもまだまだイノベーションの余地あり?!

歯ブラシもテクノロジーの力でどんどん便利になっていきますね。子供の歯磨きは楽しく取り組んでもらえるもの、大人には歯磨きの価値をより感じながら取り組んでもらえるものが、長く愛用してもらえる歯ブラシのポイントですね。

近年は遠隔医療も事実上認められる世の中になっており、歯ブラシ1つをとっても新たな仕組みが生まれそうです。

中條 千恵子
デジタルスタンプで世の中を良くする野望を持つプランナー。前職では医療系サイトの運用改善コンサルティングに従事し、顧客に寄り添ったサポート・提案で高い信頼を得る。「やってみよう!」をモットーに、何に対しても突進していく鉄のハートを持つ。大勢の前で突然プレゼンを振られても、ハイテンションで聞き手を盛り上げる。趣味はヨガ。最近はfeelcycleで足腰を鍛えることに目覚める。
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