フィジカル(物質の)とデジタルをかけ合わせた造語であるPhygital(フィジタル)。 このサイトではそのPhygitalにMarketingをさらに合わせ、ネットとリアルの世界を融合させた情報を配信中。
Home事例ウォルマートもVRの起業支援!小売業界のVRを活用した施策から見る未来像

ウォルマートもVRの起業支援!小売業界のVRを活用した施策から見る未来像

昨今、VRへの注目がどんどん高まってきています。
今後は小売業界でも普及が進みそうな勢いがあります。
今回は、小売業界に特化して、どのような動きがあるのか事例を紹介しながら、今後について考えてみようと思います。

小売業界トレンドはオムニチャネルからVRへ!?

どの小売店もオムニチャネルを合言葉に店舗と自社ECサイトの区別をなくし、コスト削減と利益最大化に注目してきました。
一方で、オンラインの小売業者もリアルとオンラインの区別をなくすかのように、リアル店舗を展開する企業も出てきました。
amazon社は米シアトルに「amazon go」1号店を開店し、多くの注目を集めました。
※amazon goについては当ブログでも記事がありますので、ご参照ください。
凄すぎ!Amazon Goの発表で学ぶべきポイント3点!

リアルはオンラインへ、オンラインはリアルへ近づいてきており、垣根が徐々になくなりつつあります。
しかし、2016年にオムニチャネルを推進してきた「Macy’s」が100店舗の閉店を発表し、「ウォルマート」も269店舗の閉店を発表するなど事業縮小の傾向にあり、オンラインの小売業者の方に勢いがあるのが現状です。
そんな中、小売業界が注目している技術の1つが「VR」です!

進む小売業界でのVR導入

VRへの注目は当初、小売業界よりも映画やアトラクションなど主にエンタメ系ツールとして注目されていました。
私も東京ジョイポリスにある「ZERO LATENCY VR」を体験しましたが、没入感とワクワク感を体験できました。

東京ジョイポリス「ZERO LATENCY VR」

そんなVRですが、2016年頃から小売業界でも活用する動きが多くなってきました。
小売業界に関連するVR導入事例としていくつかご紹介します。

Audi VRテクノロジー体験キャンペーン

Audi VRテクノロジー体験キャンペーン – アウディ
車の周囲をめぐったり、車内に座ることができて、実際に試乗しているかのような体験をすることができます。

Francfrancが導入するVRでの部屋コーディネート

VRを使ってお部屋をコーディネート!Francfranc梅田店が新サービス導入 – ITライフch
インテリア家具のイメージやサイズなど失敗のないよう、空間イメージが体験できるものです。
今夏以降、Francfranc青山店などフラグシップ店舗、大型店を中心に全国展開していくそうです。

VRでハワイウェディングを体験!

リゾ婚Café – WATABE WEDDING
残念ながらもう終了しておりますが、花嫁目線でハワイウェディングの流れを疑似体験できるコンテンツです。
臨場感があり、実際に下見しているように体験することで、イメージがしやすいですね。

みずほ、富士通と実証実験

近未来のお買い物を体験できるVR実証実験コンテンツを公開―みずほFGと富士通 – ItmediaPC USER
卓上型VRディスプレイを活用した実証実験です。
買い物に対して、無理のない計画を提案することで消費を促進していく、金融ならではのアプローチ手法ですね。
動画を見るとわかりますが、とても近未来的でワクワクするものとなっています。

みずほFGと富士通によるVR技術を活用した“身近に金融がある未来”

この他にも様々なVRサービスが展開されており、VRの将来性の高さが伺えます。
事例ではありませんが、スーパーマーケットの大手ウォルマートではVRショッピングなどの起業支援も行っております。

スーパーマーケット大手ウォルマート、VRショッピングなどの起業支援へ- ASCII×VR
2017年3月20日、ウォルマートCEO、Marc Lore氏はVRだけでなくドローン配送など小売体験を作り替える起業を支援する事業「Store No.8」の立ち上げを発表しました。
このようにイノベーターとして大手企業が牽引することは心強いことこの上ありません。

まだまだ未知数なVR

現状では実証実験やキャンペーンなどの一時的なイベントでの導入が多いVR。
どの企業も本格的導入はもう少し先になりそうですが、実店舗とネットショップの垣根を越えた新しい顧客体験を創出しつつあります。

オンラインの手軽さと便利さ、リアル店舗の実際に手にとって買い物できる確実性、それぞれの良いところを体現できる仮想空間を提供することで、より快適な購買体験を提供できるのではないでしょうか。
更に言うとオンラインの強い所は商圏が世界中ということです。
オンラインショッピングは、インターネットに接続できる環境であれば、その場所が商圏になります。

どこにいても気軽に便利で確実なお買い物体験が実現できれば、世界中の人がそのサービスに魅了されることでしょう。

店舗まで行かなくても、店舗で買い物できるようなサービスが出てくると、北海道から渋谷の109で買い物できたり、東京からフランスのプランタン・パリで買い物できるなんてことも、もはや夢物語ではなくなりそうです。

清水 謙考
豊富なデジタルサイネージの知識で、新しいPhygitalを提案するプランナー。商業施設や公共スペースでのデジタルサイネージ企画から導入、運用まですべてこなしてきた実績を買われ、IMJに入社。飲み歩いては、その場で出会う人とすぐに仲良くなる親しみやすさで、色んなパイプを持つ。結婚後の家事では料理担当。料理写真をFacebookにアップして幸せな新婚生活を見せつけている。