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リテールテックJAPAN 2017注目ブースレポート

リテールテックJAPANとは?

リテールテックJAPANとは
店舗から物流まで、流通にまつわるありとあらゆる製品・サービス・ソリューションなどが一同に集まる展示会です。

2017年3月7日(火)~3月10日(金)に開催されていました。
展示されていた中でも気になったものを紹介していきます。

NECブース


立派なNECさんのブースです。
色々なソリューションが展示されていましたが、やはり注目は画像認識技術です。

入り口の付近で顔写真を登録すると1秒もかからない短い時間で顔が認識され、『いらっしゃいませ、石村さん』と表示されました。

顔写真を登録するハードルはあるもののこの技術があればお得意さんが来てもすぐわかりますね。

富士通ブース


富士通さんのブースで目を引いたのは試着室ミラーです。
こういったイベントでは2~3年前から展示がされていますが、導入している店舗は少ないですね。

もう少し広がってくればソリューションとして販売されるのでしょうか。
今後の動きに注目ですね。

この試着室ミラーは洋服のタグについているRFIDと連携して、持ってきた商品に紐づくレコメンドが写真のように左右にレコメンドされるという一般的なものだけでなく、一歩進んでいました。
ミラー横のカメラでお客さんの視線を測定しているようで、レコメンドされた商品を見ているとその商品の詳細情報が画面中央にでてくるなど、ミラーのタッチパネルに触れる事なく操作が出来るのです!

試着室では全身が映るので鏡とお客さんの間にはそれなりの距離があります。
ですので、タッチする為に近づくのではなく視線で操作出来るというのはかなりメリットがあると感じられました。

DNPブース

DNPさんのブースはカートにタブレットやロボットを付けてというのがメインの展示になっていました。

タブレットが設置されたカートでは商品の画像を認識して、カートに入れた商品の値段を把握して会計まで出来るデモを行っていました。

ロボットが設置されたカートに入れる商品の画像を認識して、料理をレコメンドするといった機能が紹介されていました。


また、いずれのカートにも電池不要のビーコン(写真右)がつけられており、
カートが動く動力で発電をし、その電力でビーコンが動作する電池切れの心配がないビーコンも展示されていました。

こちらもカートの位置情報を捕捉して情報を発信するような利用用途がありそうですね。

カメラを利用した店内分析


カメラで店舗を解析するRetailNext社をはじめ、カメラで店内を解析するソリューションが増えた印象がありました。

店内でお客さんの動きをデータ化するものや、デモグラ情報を取得するもの、表情から感情をデータ化するものまで数も種類も色々ある印象でした。

その他

そしてやはり多かったのはレジ・POS系ですね。
色々なハードウェアがありますが、気になったのを紹介します。

POSということもあり、レシートプリンタやバーコードリーダと一体になっているものも結構あり、見た目がすっきりして良い印象でした。

アンドロイドタブレットで動くものも多く、何かクーポンを出すなどレジ以外の使い方もできるのではと発想が広がりますね。

まとめ

全体を見た中で一番印象的なのはカメラでの解析ソリューションの種類・展示している会社が随分増えたという事です。

海外では導入が進んでいますが、日本では今年から広がっていく感じでしょうか?

今まで見えていなかったものをデータ化・可視化出来るというメリットはあるものの、
個人情報保護の観点もあり整理しながら進める必要もあるかと思います。

ですが、店舗のデジタル化をする上では必要なソリューションだと思いますので、広がりに期待したいです。

また、NECのカメラや試着室ミラーサイネージなどは小売店舗の中でどう使うかが正解か?を模索している段階かなぁと思いました。

技術的には実現出来るというところまでは来ているのだが、

サービス化するという所でもう一段階の壁がある印象でした。

実証実験など重ねてユーザに不自然な感じを与えずに使えるサービスにブラッシュアップしていくと一般普及して広がっていくものと思います。

石村 大輔
ウニと肉をこよなく愛するプロデューサー。大手ECサイトのシステム企画・PMを経て、プロデュースにも携わり、売上を軌道に乗せた後、2016年にIMJに入社。実はIMJに入社するのは2回目。
世の中に『あっ!』を届けて、新しいスタンダードを作り出すため、趣味のサーフィンを楽しみながらアイデアを練る。
優しい笑顔の裏にはビジネスを作り出す情熱が渦巻いている。