フィジカル(物質の)とデジタルをかけ合わせた造語であるPhygital(フィジタル)。 このサイトではそのPhygitalにMarketingをさらに合わせ、ネットとリアルの世界を融合させた情報を配信中。
Homeテクノロジー映画「her/世界にひとつの恋人」で未来を感じる

映画「her/世界にひとつの恋人」で未来を感じる

2014年日本公開ということでだいぶ前の映画ですが、遅ればせながら見ました!映画「her/世界にひとつの彼女」。
人工知能との恋愛という少しトリッキーなテーマが話題となっていましたが、アカデミー賞脚本賞を受賞するなど、出演している俳優・女優含めスタッフまで実力派揃いの映画です。

私自身は映画にとっても感動したんですが、そこに関しては想いが強すぎるので、このブログのテーマとかけ離れそうだったもので……最後にちょっとだけ触れますが、自主規制かけます(笑)。
そんなわけで、今回は映画の内容というよりは、映画「her/世界にひとつの恋人」を見て感じる近未来の生活やテクノロジーについて思いをはせたいと思います!!!

ストーリー

あまりにストーリーを知らなさすぎるのも……というわけで、
見てない方は以下チェックしてくださいね!

her/世界でひとつの彼女(字幕版)
her/世界でひとつの彼女(字幕版)

そう遠くない未来のロザンセルス。
そう遠くない未来のロサンゼルス。ある日セオドアが最新のAI(人工知能)型OSを起動させると、画面の奥から明るい女性の声が聞こえる。彼女の名前はサマンサ。AIだけどユーモラスで、純真で、セクシーで、誰より人間らしい。セオドアとサマンサはすぐに仲良くなり、夜寝る前に会話をしたり、デートをしたり、旅行をしたり・・・・・・一緒に過ごす時間はお互いにとっていままでにないくらい新鮮で刺激的。ありえないはずの恋だったが、親友エイミーの後押しもあり、セオドアは恋人としてサマンサと真剣に向き合うことを決意。しかし感情的で繊細な彼女は彼を次第に翻弄するようになり、そして彼女のある計画により恋は予想外の展開へ――!“一人(セオドア)とひとつ(サマンサ)”の恋のゆくえは果たして――?
(映画公式サイト「STORY」より引用)

(C)2013 Untitled Rick Howard Company LLC All Rights Reserved.

こんな感じで「いつ」とは触れない「近未来」を舞台に物語は展開されていきます。

映画で注目すべきテクノロジー3選

テクノロジー①音声認識でスマホ(のみならずあらゆるものを)操作

音声操作・入力技術は現時点にも存在します。が、音声入力はまだしも、音声操作はメインストリームとは言えないのではないかと思います。

一方、映画の中の世界ではすべて音声入力、音声操作。なので、PCの前にキーボードはもはや存在しません!スマホ(と思わしきもの)の操作も基本音声操作でビジュアルを確認する時のみスマホを取り出し画像を確認します。

個人的には

AI「新着メッセージが2件あります。1件目はクレジットカード会社からの・・・」

セオドア「削除」

というように、対話型で操作を促されるインターフェースが音声操作の肝になる気がしています。現状でも音声入力の精度は限りなく上がっているので、対話型インターフェースが改善されれば、音声操作はすんなりとユーザに受け入れられるようになるんだろうな、と思います。

細かい話ですが、音声入力が主流のオフィスは隣の座席との距離があるデザインとなっていて、そんな細かいところまでいちいち「なるほど」と考えさせられます。

テクノロジー②家庭用ゲームもホログラム+対話形式で

映画のストーリーと直接関係ないものの、もう一つテクノロジー的に見ていて面白かったのは、主人公のセオドアが家庭用ゲームに興じるシーンです。プロジェクターらしきものでゲーム画面がセオドアの座る椅子の前にホログラムのように広がり、それを手の動きで操作します。

しかも、ゲーム内のキャラクターは現実世界の会話などを理解し自由に会話をします。映画内のキャラクターはちょっぴりお下品!?設定でそれが何とも言えない笑いを誘います。

一体なんのゲームだったのかは全くわかりませんがw(正直な話、面白くはなさそうww)部屋に3Dで浮かびあがる世界を手で操作するのはちょっぴり体験してみたい。

テクノロジー③なんといってもAI(人工知能)

最後はこの映画を語る上で外せない最重要テクノロジーとしてのAIがあります。劇中の人工知能のサマンサは人間以上に人間らしい存在として描かれます(声はスカーレット・ヨハンソン!これがまた、最高にチャーミングなんですよ)

このレベルの人工知能は残念ながら一般的に私たちに現状お目見えしていませんが、この映画を見ると仕事を奪う存在の脅威として語られることの多い人工知能の新たな側面が体感できます。

どういう点が新しいかというと、映画の中の人工知能は、最高に面白い友人で、誰にも言えないことを相談できるよき理解者。誰よりも早く仕事ができる上に、絶対的に自分の味方として描かれます。

正直、恋はしないと思いますが、「こんなAI私もほしい!」と思いましたね。でも恋をする気持ちは十分に理解できる!説得力があります。もうね、これに美しい女性のCGなんかついてPC上に表示されたら全然違和感なく人間です。

……と、ここまでくるとそもそも人間ってなんだ?という哲学的・道徳的な事に思考が深くはまっていき、そんな点からも非常に示唆にあふれる魅力的な映画と言えます。

まとめ

未来を感じる映画といっても、私たちが住む世界の中にテクノロジーが入り込んでいる世界観はとてもリアルです。テクノロジーのレベルも「ちょっと先」というくらいで、「本当にこういう世界が来そうだな」と思わせられるので、未来をイメージするにはおすすめの映画です!

ちなみに、抑えきれない想いを最後にぶちまけますと、映画としても本当に、本当におすすめです!スパイク・ジョーンズの脚本は生々しく人間の心情を切り込み、深くキャラクターが考えられていて、ユーモアに満ち溢れ、飽きさせません。映像も音楽もとーーーってもきれいです。俳優の演技(声だけも含め)も素晴らしく、「声に恋する」違和感を感じさせることはありません。

そんなわけで、この話だけでさらに1記事書けそうなくらいおすすめです。レビューを見ると色々と賛否両論みたいですが、「まだ観てないわ」という方はぜひ一度見てみてはいかがでしょうか?

市川 英子
IMJの未来は自分たちが作るという使命感で、ハイレベルな課題にも果敢に切り込むプロデューサー。大卒後、携帯コンテンツ事業会社に入社し、2年目で新規サービスのチーフディレクターを任される。強靭なリーダーシップで、様々な無理難題をクリアし、その力量はIMJでも存分に発揮される。何事も謙虚に取り組み、最後まで諦めない粘り強さが最大の強み。将来は旦那さんと優雅な老後生活を過ごすのが夢。