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【ちょっと先の未来を考える #3】いつものカフェの座席編

みなさん、こんばんは。ブログがスタートして私は3本目の記事になります。会社だとあまり気分が乗らず記事が書けないので、帰り際に乗換えする駅で降りて、駅前のカフェで書くというのが恒例になってきました。小さい店ですが落ち着けて執筆も捗ります。と、そんな所で今日はリアル店舗でのデータ計測について書いていこうと思います。

リアル店舗のデータ化について

ここ最近でリアル店舗でのデータ化が進んでいます。昔は簡単にできなかった入店者数・滞在時間の計測・お客さんの導線の解析など画像解析技術・カメラの低価格化により比較的安価に導入出来るようになりました。しかし、こういった仕組みでデータを大量に貯められるようになりましたが、そのデータをどう活かすか?が次のステップです。データを見やすい形にして、そこから導かれる課題を解決していく、これをしないといけません。

では今いるカフェだと何だろうか……?

では、今いるカフェで考えてみると何も頼まないで座る人はほぼいないので、入店者数はPOSでほぼわかると言っても良いでしょう。滞在時間を計測できると座席の回転効率など割り出して改善施策を打ち出すという事も考えられるかなぁ……。と想像しているとオーダーするカウンターの横に座った私に衝撃の言葉が聞こえてきました。

店員さん:「2階も席あるのでどうぞ~」

『じぇじぇじぇ~(←古い)』この店には10回以上来ているのに知りませんでした……。いや、むしろ1階が満席だった時は少し歩いて違うカフェに行ったりする事もありましたよ!なんと、この店は構造上2階に行くのに店外の階段(ビルの階段)を登らないと行けない店だったんです。知らなかった……。これを知らないのは私だけじゃないはずです。

導線解析で課題の発見

という事でこのお店には導線解析が必要だったという事がわかりました。きっとこのお店ではコーヒーを頼み、コーヒーを受け取った後に2階に行く人がスゴイ少ないはずです。”2階に行く人が少ない”という課題がデータからわかれば私が違う店に行くことはなかったはずです。

今回の課題から二つの事象が発生しています。

1. 店に入る前に店内を見て席がないので別のお店に行ってしまう。
2. 店に入ったが2階席がある事を知らないので、混んでいる席に座ってしまう。

ではどうやって解決していきましょうか?

課題が明確にわかれば施策は導かれる。

1. 店に入る前に店内を見て席がないので別のお店に行ってしまう。

コチラについては単純です。店に入る前に2階席がある事を知らせればよいのです。よく有りますよね?店先に1階席10席、2階席40席みたいな看板。これを出すことで入店者数はぐっと伸びるはずです。

2. 店に入ったが2階席がある事を知らないので、混んでいる席に座ってしまう。

これは今回みたいに店員さんの声掛けがあれば全然問題ないのですが、10回以上行っている私が初めて聞いたのでほとんどのスタッフが言わないのでしょう。スタッフは知っていて当然だと思っている事をお客さんが知らないというのは”あるある”ですね。こちらも客観的なデータから気がついてしまえば単純です。オーダーをする人が通る場所、もしくはコーヒーを受け取るカウンターで告知しましょう。このお店ではオペレーション的に必ず通る導線があるので、店の中だと告知し易いですね。これで店内でみんなゆったりと座れるようになり、満足度もあがるはずです。


デジタルで課題を見つけても解決策は必ずしもデジタルでしかできない事はありません。課題を解決できるのであればアナログで対応できる事もあります。デジタル・アナログを適した場所・費用対効果を考えて使うというのが良いでしょう。

まとめ

では、本日のまとめになります。

データを取るメリットは何か?という事ですが、データは事実を客観的に数値化出来るという事です。

これにより「今までこうだと思っていた」という事が確証されたり、検討はずれな事だったりという事が分かります。ただし、データを取れていればOKという事はなく、そのデータを見える化して課題を掘り起こす、その課題に対しての解決策を創出するブラッシュアップするという事を繰り返していく事が重要です。

いずれこのお店もデータを計測して、2階席への案内が告知されるようになるのを待っています。

石村 大輔
ウニと肉をこよなく愛するプロデューサー。大手ECサイトのシステム企画・PMを経て、プロデュースにも携わり、売上を軌道に乗せた後、2016年にIMJに入社。実はIMJに入社するのは2回目。
世の中に『あっ!』を届けて、新しいスタンダードを作り出すため、趣味のサーフィンを楽しみながらアイデアを練る。
優しい笑顔の裏にはビジネスを作り出す情熱が渦巻いている。
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