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スマートカートが小売を変える?

朝から情報収集をしていたところ、気になっていた記事が目に入りました。

三井物産は買い物カートに取り付けた情報端末に近くにあるお買い得品などを知らせるサービスを始める。月内にイトーヨーカ堂の一部店舗などが導入する。来店客の購買商品増加を狙うスーパーに対し、4年後を目処に1500店への導入を目指す。
売り場に近距離無線装置(ビーコン)を配置し、来店客の位置を把握する。
(引用: 2016年11月21日 日本経済新聞朝刊)

ビーコンを用いて来店客の位置を把握してお得な情報をプッシュして購買に結びつける……。

まさにこれはフィジタルだ!

ショッピングカートにタブレットを取り付けて購買を加速させようとするスマートカートの取り組みの例は世界的に見てもまだ多くはありません。

導入される店舗はどこなのか調べてみると、東京近郊でも実施されるとの情報を得ました。

埼玉県川口市の「アリオ川口」にて11月29日(火)よりIoTの技術が盛り込まれたカートが体験できるとのことで、実施日当日にIoT体験をしてきたのでまとめてみたいと思います。

実際にカートを使ってみて

いわゆる普通のカートの手前部分にタブレットがついており、直接操作が可能です。

カートの右側にあるカードリーダーにnanacoカードあるいはnanacoモバイルをかざすことによってログインできます。

早速、カートを押して歩いているとすぐに効果音とともにお買い得な商品の情報を発信してくれました。nanacoポイントは通常の買い物だと100円(税別)で1ポイントということを考えると、お得感からか、ついつい購買意欲をそそられますね。

通常の待機画面ではどの売場でクーポンを発行しているかを教えてくれるので、「どこにお得な商品があるんだろう……」と探し回る手間が省けて便利だと感じました。

また、オススメ情報のタブを選択してみると、旬の食材を紹介してくれます。12月だったので冬の野菜である「みず菜」をレコメンドしてくれました。また旬の食材を使ったレシピも数種類紹介してくれるので、日頃の献立に頭を抱えている方々にも刺さりそうです。

まとめ

個人的にスマートカートは非常に伸びしろのある領域だと思っていて、
・店舗内で自分の相対的な位置情報を教えてくれる
・カートに歩数計をつけてどのぐらいカロリーを消費したか表示してくれる
・ユーザー情報を取得して属性に合わせて最適な商品をリコメンドする
等のことや、RFIDと連携して商品の在庫を管理する、レジを通らずに決済を可能にする等、考えるだけでも尽きないアイディアが湧いてきます。

オペレーションや導入等のコストを考えた際に、実施のハードルは高そうな気がしますが、最先端の小売事業にチャレンジしてみるのも一案かもしれません!

今井 優人
豊富な幅広い知識から多角的に物事を捉え、理論的に語るが、何故か誰からも愛される名物ディレクター。
帰国子女であり、いくつもの言語を習得しながらも俳句コンテストに入賞するなど日本の心も忘れてはいない。
過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられると謳う彼は常に未来を見据えながら記事を練る。
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