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Google翻訳を用いたインバウンド施策は可能か。

あなたの店舗に訪日外国人が来店したらどうしますか?

2020年には東京オリンピックを控え、今後増えるであろう訪日外国人に向けてインバウンド施策にもそろそろ取り組もうと思っている小売事業者の方も多いのではないでしょうか。

外国語に対して万全な対策ができていない状態で、あなたの店舗に訪日外国人が来店したらどうしますか?

その国の方の言語が話せればベストですが、せめて英語でのやりとりが行えたらベターですよね。

商品についての説明を求められたが、片言の英単語を並べて一生懸命に説明しても、いまいち要領を掴んでもらえず購買に繋げられなかった…なんてことはありませんか?

今までインバウンドで大きな課題になっていた言葉の壁も無くなりつつあります。

画期的な翻訳方法

2016年9月、Google社は「Google Neural Machine Translation(Googleニューラル機械翻訳)」のシステムを発表し、11月から日本語⇔英語が対応言語となり、Google社の発表から遅れてMicrosoft社の「Microsoft Translator」もニューラルネットを活用したサービスを提供し、機械翻訳史において大きな転換期を迎えることになりました。

ニューラルネットワークについて簡単に説明します。
人間の脳には100億個以上もの脳細胞があり、脳細胞のことをニューロン(神経細胞)と言います。
ニューロン同士がやりとりすることによって脳は情報処理をするのですが、この仕組みをコンピュータにも取り入れようというのがニューラルネットワークです。

技術的な話は割愛しますが、つまりは人間らしい言語センスで自然に翻訳してくれるという画期的な翻訳方法なのです。

その実力は?

今まで私は機械翻訳に対してはあまり良い印象がありませんでした。

単語一つ一つを直訳して、熟語は無視で、文法はめちゃくちゃで……
例えば、つい最近までは「存じ上げません」を英訳すると「Zonjiage not」になったり、「役満」が「YakuMitsuru」になったりと本当に翻訳する気があるのか疑問を持っていました。

なので、今回新しくなったGoogle翻訳試しに使ってみたところ、機械翻訳はここまで進歩しているのかと少し驚きました。


※日→英の例
 

※英→日の例

 

店舗で実際に起こりうる簡単なやりとりであればほとんど齟齬なく使えそうな気がしますが、長文になった場合はどうなるのでしょうか。
口語を用いて実践的な翻訳をしてみたいと思います。

 


※日→英の例
 

※英→日の例

 

多義な単語に対してはいまいち精度が低く、完璧な言語の相互補完にはほど遠いですが、ほぼほぼ実用的な段階まで来ているとは思っています。

学習する翻訳サービス

ニューラルネット翻訳の特長として、翻訳させればさせるほど学習して様々な表現を覚えること、そしてアルゴリズムが日々成長し続けていることにより、近い将来に言語のバリアフリー化が起こるかもしれないですね。

ポケットに電子端末を入れておくだけで多言語と繋がる時代はもう遠い未来ではなく目の前まで来ています。

突然の訪日外国人に対しては、Google翻訳を用いることで新しい顧客体験を与えられるかもしれませんね。

今井 優人
豊富な幅広い知識から多角的に物事を捉え、理論的に語るが、何故か誰からも愛される名物ディレクター。
帰国子女であり、いくつもの言語を習得しながらも俳句コンテストに入賞するなど日本の心も忘れてはいない。
過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられると謳う彼は常に未来を見据えながら記事を練る。
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